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第6回 ライバルサイトを丸裸にする方法!

WEBの世界は完全な競争社会

企業が集客強化・顧客コミュニケーション強化・人材採用強化などを目的として、ホームページを作成するのが一般的となりました。これは、ホームページが「比較的簡単に作成できる」「コミュニケーション媒体として効果的」というメリットがあるためです。

しかし、比較的簡単かつ効果的媒体であるがゆえに企業はこぞってホームページを作成してきました。そのため、リアルビジネス(実店舗、営業所など)と比較して、競争度合は年々向上し競争というキーワードが重要になってきております。

そこで、WEB戦略を立案していくうえで、最初にやらなければならないのがライバルサイトの把握となります。競合他社や類似商品もしくはサービスを提供しているサイトが、どのように構築し運営されているかを把握し、これから立案していくWEB戦略に役立てていこうと言うことです。

ライバルサイトを把握する事はマーケティングや経営戦略において基本中の基本となる考え方です。外部環境分析における競合分析などが典型例となります。

また、有名な孫子の兵法「謀攻編」に記載されている「彼を知り己を知らば、百戦殆うからず」の言葉は有名ですね。

このライバルサイトの把握というプロセスですが、他の広告戦略やプロモーション戦略と違うWEBだけが持つ特徴を加味した戦略立案が必要になり、必然的にライバルサイトの把握、つまりはライバルサイト現状調査においても、この特徴を加味する必要があります。

それでは、次項からライバルサイトを把握するいくつかのポイントとライバルサイトの構築・運営方法を丸裸にする調査方法について解説していきます。

ライバルサイトを丸裸にする方法

ライバルサイトを把握するために、いくつかのポイントがあります。所属する業界や提供する商品などにより、細かな調査項目を変える必要があるケースもありますが、概ね以下のようなポイントで調査しておきます。

  • ページタイトルとキーワード
  • コンテンツは何か?
  • サイトからイメージする企業の特徴
  • サイトからイメージする商品・サービス・技術の特徴

ページタイトルとキーワード

ページタイトルとはブラウザの上部に表示されているタイトル文の事です。
下の画像はホームページの左上部を切り抜きました。太赤枠で囲んだ箇所がページタイトルとなります。

“中小企業を応援する「こちら経営応援サイト!」”がタイトルとなります。

それでは、何故ライバルサイトのタイトルをチェックする必要があるのでしょうか?

それには2つの理由があります。

1つは「検索エンジン上位表示対策(SEO対策)」を実現させる為に重要な要素となるからです。ターゲットとなるキーワードにおいて、検索エンジンの検索結果で上位表示を実現するのは、ネットを活用したビジネス展開を図るうえで、基本中の基本となります。

(「検索エンジン上位表示の手法」は「WEB戦略講座番外編 検索エンジン上位表示のテクニック」で詳しく解説します)

もう1つは、検索エンジンの検索結果で一番目立つのが“ページタイトル”となるからです。

現在、日本国内ではyahooとgoogleがネットユーザーの支持を受け検索エンジンとして利用されています。この2つの検索エンジンの検索結果画面は共通して、ページタイトルを目立つように表示される仕組みとなっています。

上部の画像はgoogleにおける“こちら経営応援サイト”でのキーワード検索結果のページです。タイトルが太字で大きく表示されています。

今度はyahooでの検索結果です。同様にタイトルが太字で大きく表示されてます。

あなたのサイトに来訪される顧客は、ほぼこれら検索エンジンを経由して来訪されます。したがって、いかに検索エンジンからサイトへ誘導するかが最初の課題となります。顧客の争奪戦はあなたのホームページ来訪する前、つまり、検索エンジンの検索結果画面から始まっているのです。

どんなコンテンツか?

ライバルサイトのコンテンツにはどんなのがあるかチェックします。

製造業であれば、“製品案内”“技術案内”“設備案内”“会社案内”“問合せ”などであり、小売業であれあ“商品案内”“会社案内”“問合せ”などがセオリーです。

特に、同業他社において成功しているホームページは重要視してコンテンツを調査します。商品案内のページがどのような構成で作成されているか、お申込みや問合せなどのページはどのような経路でたどり着くか、料金決済はどのような方法かチェックしておきます。

サイトからイメージする企業の特徴

ライバルサイトからイメージできる企業の特徴をチェックしておきます。

「品質をトコトン追及している」「新規技術開発に力を入れている」「老舗の伝統技術を売りにしている」など、サイトから連想できるイメージをチェックしておきます。

このサイトイメージをチェックする際に注意していただきたい事があります。それは、チェックするうえで、あなたの主観を盛り込まない事です。あくまでも、客観的視点に基づいてチェックをしていく事が重要です。

これは、主観を盛り込んでしまうとチェックするあなたとターゲットとなる顧客のイメージに相違が出てしまう為です。

あなたは既に当該業界においてビジネスを進めており、ライバルサイト企業の情報も少なからず耳にしている事があるはずです。

しかし、実際に企業を探っている顧客はホームページから入る情報しかありません。

したがって、チェックする際はあくまでもホームページから伝わる情報だけを参考にし、ターゲットとなる顧客とイメージを同一にしておく必要があります。

サイトからイメージする商品・サービス・技術を把握

マーケティングの3つの商品概念を「第4回 WEB戦略とマーケティング その4 商品・サービスの特性」で解説しました。

ここでは、ライバルサイトから得られる情報をもとに、ライバル商品やサービス、技術を3つの概念で整理してみます。

整理した結果、ライバルの商品やサービス、技術において3つの概念で不足している箇所があれば、それは自社にとって大きなPRポイントとなります。

なお、商品と限定しておりますがサービスや技術についても商品と同様に調査する事ができます。また、商品やサービスは出来る限り個単位での調査が必要です。商品群やサービス群などの纏まりとして調査しますと、個単位での独自性を見落とす可能性があります。

ここでも企業イメージと同じように、サイトからの情報だけで整理する事がポイントです。例えば、ライバルサイトで販売されているサービスAについて、期間無制限にて相談にのっているが、サイトではPRされていないとします。この場合、このサービスは3つの概念に含まれないものとします。

あくまでも、サイトから得られる情報だけで整理します。

●次回は第7回 マーケティング戦略を整理する!です。

人材戦略講座(基礎編)

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